Like a buffet

おいしいものを、少しずつ。

好きなものを好きと言えない私



あんまり、言ってこなかったなって。


昔から。なんか自分が好きなものを紹介するって、自分をさらけだしてるみたいで恥じらいってのを昔から感じていて。


結局、今私がHey!Say!JUMPの伊野尾慧が好きだって知ってるのは妹と私の一番の親友だけだ。


玉森裕太のことがまだ好きだって思ってる人も数人いる。


ジャニオタになる前に福士蒼汰が好きだったから、彼のことをまだ好きだと思ってる人もいる。


でも大半の人は私が芸能人を好きだって思ってはいないだろう。私にそもそも興味がない人ばかりであるとは思うが。




福士くんが好きだった頃。俳優が好きだって言うことに対して躊躇いがあった。リアルな人間じゃなくて自分と少し次元が違う人間を好きになった私は頭がおかしいのではないか。


別に恋していたわけでもなく、盲目的に好きって言ってただけなのに。ただただ応援していただけだったのに。



その時にもまだジャニオタに対しての偏見は残ってて、「まだ俳優好きなのはいいけどジャニーズ好きとか痛い」。そう思ってた矢先に私は玉森くんが好きになった。


ちょうど彼を好きになった直後にイギリスに語学研修しに行くことになって、同級生の数人とイギリスへ行った。そのメンバーの中にジャニオタがいてその子と弾丸トークはしたものの、自担の魅力を語るとかそういうことはしてこなかった。


で、今は伊野尾くんが好きな私であるが、Hey!Say!JUMPが好きであることは全く言えない。伊野尾くんを好きであることに誇りを持っているって今までもずっと言ってきたけども(Twitterで)、でもリアルな知り合いには絶対に言えないな。きっとこれから先も。


私の中で芸能人に溺れている自分を冷めた目で見てる自分がいる。私の中からジャニオタへの偏見が抜けきらない。


ジャニオタであることを公表したら、絶対誰かに引かれるんだろうなっていう恐怖心が私のカミングアウトを邪魔する。


今のは好きな芸能人の話であったが、それだけには限らない。なりたい自分とかそういうのをひたむきに隠してきたというか。


だからYour seedの歌詞がグサグサと胸に刺さる。

本当にやりたいことから 君は逃げてるんじゃない
好きなもの好きといえる勇気だけは手放したらだめだよ