Like a buffet

おいしいものを、少しずつ。

私へ。部活、お疲れ様。

今日は、部活の引退パーティーでした。
引退自体はかなり前(10月くらい)にしてるんですが、毎年この時期にやるのが恒例となっています。

思い返してみると、演劇部生活、楽しかったな…。

というスーパー懐古ブログになりそうです笑


私の小学校は小4からクラブ活動というものが毎週あって(全員強制参加)、それに出ていました。本当は手芸クラブか何かに入ろうかと思っていたのですが、当時仲の良かった子に「演劇クラブ入ろう!」って言われて、入ることになりました。それが私が演劇の世界に来てしまったきっかけでした。もともと目立つことは嫌いではなかったので抵抗なく入れました。(幼稚園の頃の夢はアイドルだったくらいですから笑)
その後小6まで演劇クラブにい続けて、お遊戯会レベルの劇を年に一度披露して楽しんでいました。

中学入って、どの部活に入るか。吹部とか、バド部とか、陸部とかいろいろ考えたのですけど、最終的には演劇部に。新しい世界に入っていくのが嫌だって気持ちがあったのかもしれない。

でもそんな簡単な道ではなかった。みんなより演技経験あるから多少は上手いと思っていたけど一番下手くそで。ずっと役貰えなかった。貰えたとしても余り物。滑舌、声量はあった方だったけど声に感情が乗ってないって散々ダメ出しされてた。

そんな中、やってきて初めてオーディションで勝ち取った役はとてつもなく変わったキャラの役でした。当時中3の終わりくらい。主人公と付き合っている気になっているスーパーお嬢。「愛の天使は風の如し。来る時も激しく、去る時もまた激しく。」とか言うセリフをクソ真面目にいう役でした!今まで役なんてほとんど貰えなくて何度も部活辞めようと思ってたけど、役を貰えた喜びでそんな想いは吹き飛んだ。

その後、高1の文化祭でやった役が私の中ですごく意味を持った。演劇の世界から抜け出せなくなった。
私の役は好きな女の子(幼馴染)が病気になってしまって、どうすることもできない男の子だった。運動バカな男の子(今思うとその設定すごく萌える)。
劇自体は若干変な設定が入っていて、説明が大変なので、詳しい内容は省きます。大まかに言うと、コメディー部分はほんの少ししかないシリアス劇だったんです。
「好きなんだよ、俺は伊織のことがずっと好きだったんだよ!離れるのだって嫌だった…(以下略)」というセリフが好きだったな…。会場にそのセリフを思いっきり響かせて、気持ちよかった。みんなが私の演技を見ていることに興奮した。
さらにすごかったのは、その演技を見て泣いているお客さんがたくさんいたことだ。私が彼らの心を動かした、と思うとなんだか嬉しいやら誇らしいやら…。

この時にはもう、演技をすることに虜になっていた。お恥ずかしいことに、本気で女優とか目指そうかと思ったくらいに。顔とスタイルが足りないという現実に早々に直面して諦めましたけども。


それともう一つ。
演技が下手で役を貰えなかったせいで、私には毎年、照明という役割が与えられていました。私の学校はちゃんとした劇場ぽいところでやる訳ではないので、スポットライトを駆使して舞台に光を当てていました。
結局、中1から高2まで毎年文化祭では照明を任されていました。今では「照明の鬼」と呼ばれるくらいに笑
中3の頃には先輩ぶって後輩にくさ〜い言葉を送っていたみたいで。今日後輩たちからもらったアルバムにそのセリフが書いてあってめちゃ恥ずかしかった。

最初はなんで私だけ照明って思っていたけど、みんなが私に絶対的な信頼を寄せてくれていた。このことは私に自信を持たせてくれたし、腐らずに頑張ることの大切さを教えてくれた。



演劇部、楽しかったな…!!!!本当に大好きだった。部活はやっぱり青春!5年間、お疲れ様。